2008年2月17日日曜日

リガチャ(合字)

前回のエントリで触れたリガチャ(合字)に関するお話です。
戸越ゴシックでは、たしかちょっと前のバージョンから fi と fl のリガチャのグリフを追加していました。それが戸越等幅ゴシックにもそのまま読み込まれてしまったので、等幅じゃない Width フィールドを持つグリフとして検出されてしまったわけですが、しかし、どうも元々の戸越ゴシックの fi fl も、実は機能していなかったようです。。。といっても、Mac のように Option+Shift+5 などでリガチャを入力できるシステムでは機能していたのかもしれませんが、、、というか、結論から言うと、FontForge 的には、ただグリフを作るだけじゃなくって、もう 1 つ設定しておく必要があったようです。

マニュアルにも、ちょこっと書いてありました:
http://fontforge.sourceforge.net/charinfo.html#ligature
こっちは日本語版:
http://fontforge.sourceforge.net/ja/charinfo.html#ligature

リンクを辿らずに、突然ここを読んでもよくわからないと思います。ちょっと補足説明をします。
FontForge でリガチャのグリフを作成したら、そのグリフを選択した状態で(あるいはそのグリフのウィンドウで)メニューの「Element」-「Glyph Info...」を選択し、「Glyph Info」ウィンドウの左側のリストから「Ligatures」を選択します。するとウィンドウの内容が切り替わるので、そこでリガチャの設定をする、、、というわけなのですが、上記のリンクの説明では、具体的にどうやるのが正しいのか、あまりよくわかりません。が、とりあえず「Source Glyph Names」の欄に、リガチャを構成するグリフ(の PostScript グリフ名)が並べて書かれてあればいいらしい、ということは分かりました。で、いろいろやってみたのですが、とにかく設定中よく落ちました。。。;-< いろいろごちゃごちゃやったので、自分がやった手順も整理して説明することはできません。。。

ともかく設定が完了すると、fi と入力すれば自動的にリガチャに置き換わるようになります。初めて見たときは、おおっ! こうなるのか! っと少しオドろきました。何か凄いです。っていうか、今まで気づかなかった私もある意味凄い? いかに欧文フォントで入力をしてこなかったかってことですね。。。

今回の経験から実感したことは、FontForge のマニュアルはもうちょっと分かりやすいほうがいい、ということです。。。まぁ、そう思ったら自分で調べて書きましょうという話なんだと思いますけど。

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