2008年2月1日金曜日

戸越ゴシックのバージョンアップ

バージョンアップと言っても、調整したグリフが増えたというだけのことです。今回は 511 のグリフを調整。数から言うと何か意外に頑張っちゃったんじゃないかな? というふうにも見えるけど、実はほとんどがコピー&ペーストだったりするのです。。。漢字って、ほら、偏と旁をコピペすればできちゃう場合も多いから。

しかし、コピペじゃないとこでも、少し頑張っています。たとえば「飛翔」の「翔」の字。新規で調整しました。これで、しょこたんの名前も以前よりはずっと綺麗に表示できます。あぁでも「しょこたん」なんて書くと違うヒットが増えたりするんでしょうか。こんなマイナーなとこなら大丈夫かな。次は「中川」の「中」の字を直そう……って、しょこたんに最適化してどうするんだ?!

まぁそれはそれとして。

今回のバージョンでは、凄く目立たないバグを修正していますので、一応ご報告いたします。U+6CC5(三水に囚)とU+6D07(三水に因)が同じ字体になっていました。これは代替東風のバグですが、見つけたので直しました。っていうかさ。こんな漢字知らないっすよ。ちなみに sazanami では直ってますので、sazanami ベースのフォントを使っている方はご安心を。

で、実は、これだけではないんです。もっとメジャーな漢字にもミスらしいものが見つかっています。まぁメジャーはメジャーなんだけど、すっごく細かいんですけれどね。
それは、MacBook Air なんかで目にする機会も増えた「薄」という字。「寸」の上の部分ですが、今までは、よく見ると下が突き出ていたんです。「浦」の旁みたいに。これは sazanami でも微妙に出ている。
まぁ sazanami は真ん中だけ突き出ているので、そういうのはちょっとどうかなぁと思うのですが、確かに中国語のフォントなんかだと下が突き出ているということはあるようです。そういう字体はちゃんと漢和辞典にも載っていますし、異体字ということになるみたいですが、学校で習う字では突き出ていないはずですよね〜? ということで、今回のバージョンではそのように直しました。っていうかさ。よっぽどよく見なければ気づきませんよね、こんなの。

とまぁ、こんな感じです。。。
知らない字も多いので、いずれちゃんと規格に照らしてグリフの確認もしたいところですね。。。

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